病理学会総会のため9年ぶりに北海道へ
こんにちは、視能訓練士科の八神 です。
今年6月に第102回日本病理学会総会に参加のため、9年ぶりに北海道へ行ってきました。
今回の発表内容は、<「ヒト癌組織におけるROBO1の発現」。
ROBO1という遺伝子やタンパクはヒト癌組織、特に扁平上皮癌</span<span style="font-size:small;”(食道がん、子宮頸がん)強く発現し、肺癌では扁平上皮癌、小細胞癌とカルチノイド腫瘍の細胞膜に発現しますが、肺腺癌と大細胞には発現しません。<span ROBO1は肝細胞癌に特異性の高い腫瘍マーカーで、組織型を鑑別するためにも役立つことが期待されています。さらに私どもは癌治療のターゲットとして開発を進めております。
(PS:肺癌組織分類に関する問題は臨床科病理検査学分野の国家試験によく出るよ;なお、研究内容の詳細を知りたい方や病理組織画像を観察したい方はぜひ第5教員室にいらしてください。)
研究って?興味ない!聞くだけで疲れそう( ̄Д)=3
実は私も疲れますが、学会後の懇親会で年一回しか会えない全国の同分野の先生とおかしな話題で盛り上がったり、美味い料理を食べたりして、一年間の研究の苦労が癒されますo(*⌒―⌒*)oにこっ♪。
今回はおまけに「YOSAKOIソーラン祭り」を見ることができました。暑い中一生懸命踊る人々の姿に涙が出ほど感動し、パワーをもらいました。
9年前(平成16年6月)に初めて北海道へ行った第93回日本病理学会総会で私は一人で4編発表して評議委員会に驚かれたことを思い出します。若かったな!!!
さて、そろそろ後期に入りますが、実習用に眼の正常組織や眼科疾患組織のミクロ標本、樹脂で固めた眼球モデルやホルマリン固定した眼球モデルなどマクロ標本を沢山~用意したぞー。
樹脂で固まった眼球モデル
透明なケースに360度から観察できる樹脂で固定したブタ眼球、永久保存できる!玩具みたいだよ
視器の構成組織サイズを尺で測ってみよう(国試によく出る問題だよ!)
盛り沢山の内容ですが、分かりやすく楽しく覚えられるよう一生懸命工夫しますので、ご安心を♬♩♫♪☻(●´∀`●)☺♪♫♩♬