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臨床科研究ミニ紹介!! 「チリ産唐辛子の突然変異原物質」

こんにちは!生化学を担当している澁谷です楽しい

今回は学内で行っている研究の一部を紹介しようと思います。

皆さんは地球の裏側にあるチリという国を知っていますか?
銅の産出では世界一、サーモンなどの魚介類は日本にも輸出されていて、最近ではペルーのフジモリ大統領の身柄引き渡し問題で少し話題になっている国です。この国は現在胆のうガン発生率が世界一です。その原因がいろいろ調べられ、チリ原産の唐辛子がその原因の一つではないかと疑われています。そこで、私と遺伝子担当の笠原先生で、チリ産唐辛子の中に遺伝子に突然変異を与えてガンに導く物質があるのではないかと実験をしていますグッド

ところがこの実験、唐辛子の強烈な刺激成分のため、作業中にマスクをしていても鼻水と、涙が止まりません悲しい
何とかそれに耐えながら実験を続けています。幸い、唐辛子の成分に弱いながら、突然変異を起す性質があること分かってきました。その実験中の写真を紹介します拍手


(写真1)唐辛子から採れた液体を濃縮しています。(辛そう!)


(写真2)濃縮したものを水に溶ける成分と油に溶ける成分に分けています。
(上の透き通った液の中に突然変異を起す成分があります)


(写真3)この機械を使って突然変異を起す成分だけ分け取ります。

皆さんの入学する頃には面白い結果が出ているかもしれません!
皆さんの入学を待っています。