ISEN Official Blog医専公式ブログ

学内同乗実習

2009.06.02 救急救命士科

みなさん、こんにちは
救急救命士科のかわいです。

今日は、救急救命士科3年生の実習を紹介します。
医専では、7月から始まる消防実習の前に実習車を使用した
同乗実習を行っています。

医専は、新潟工業短期大学と併設されており、広いキャンパスを持っております。
同乗実習は、こういう優れた環境を利用し、学内の様々な場所に現場をつくり、想定訓練を行います。

学生さんには、なかなか厳しい訓練になるようですが
1ヶ月後には、実際の救急現場に立つこともあって
皆、真剣に実習に取り組んでおりました。

実習は4日間に分けて行われます。
想定の内容は、普段行っている内容に若干のアレンジを加えたものを使用します。

現場を作りますと、教室で行っている実習とは違い、搬送などいろんな要素が出てきます。
かわいも時々、学生さんたちと想定訓練をしますが、これらをいかに円滑に処理し、医療機関へ搬送できるか、が本当に難しいわけであります。

ま、いいかえればそこが面白いところではあるわけですが・・。

さあさあ!学生さん。
準備はいいですかぁ?

あれ?あれ?
返事がちいさいぞぉ?

・・ん?失敗したとき?

そりゃあ
臨地実習に行けなくなるだけ

だよんハート

学生さん:・・・・・・・・・!!!冷や汗冷や汗冷や汗

・・じょ~おだんだよっ汗
おもいっきりやればそれでよろしいっ

などと、恒例のやりとりをしながら、実習は始まるのでありました。
さてさて、どうなることやら??


同乗実習でおこなわれた症例は、CPA2例、外傷1例の計3例です。

まずは、異物の疑いがあるCPAの症例ね。
救急救命士を志す学生さんなら必ず学習するめちゃくちゃスタンダードな症例やんかぁハート

さて、いってみようか?

倒れている場所が、なかなか狭いよ?
その位置では、人工呼吸や口腔内の確認も出来んでしょ?
よ~く考えて、優先順位を決めて行きなさい。

隊員さん、機関員さんも隊長が何を考えて、何をしようとしているのかを考えて行動をするように!救急活動は連携だぞ!

搬送する際も、細心の注意が必要です。
CPRをしながらの搬送は体力が必要となります。

当日の天候は晴天晴れ
でも、それ以上に緊張とCPRで学生さんは汗まみれ。
頑張れ!頑張れ!

現場を出発した車内でも緊迫の活動が繰り広げられます。
必死のCPRを実施する学生さん

学生さん:隊長!VF(心室細動のこと)がでています!

不意打ちを食らった学生さん!
いっぱいいっぱいの中なんとか除細動が出来る体制を作っていきます。

学生さん:解析するので車を止めてくださ~い

おし!よくぞ反応した!
そのまま安全確認して放電ボタンを押すのだ!

学生さん:○時○分!
△△(名前)いきま~~すっ!グッド 

おのれは、機動戦士ガンダムのアムロ・レイかいっ(びしっ)

無事、医療機関へ搬入を終えた学生さんたち。
お疲れさんでした。

担当者から様々なフィードバックを受けます。
やり遂げたという安堵感とちょっぴり悔しそうな顔

よく頑張ったね。
さあ、いよいよ消防実習だ!

救急救命士科3年生のみんな

おつかれさんっ