新潟薬科大学附属医療技術専門学校

視能訓練士科CERTIFIED ORTHOPTIST

患者さんに寄り添う検査や訓練で、
眼の健康と大切な笑顔を守りたい。

修学年数 3年/募集定員 40人

視能訓練士は、乳幼児からお年寄りまで世代を超えて大切な“眼”の健康を守るエキスパートです。
視力・視野・色覚などの眼科一般検査、斜視・弱視などの視機能に障害がある患者さんに対して、視機能の回復のための矯正訓練、低視覚者に対する補装具の選定を行います。
直接患者さんと接する仕事のため、判断力や気くばり思いやりが大切です。

視能訓練士科のお仕事紹介MOVIE

視能訓練士科の特色

Point1しっかりした土台づくり
 視力検査や視野検査、眼圧検査をはじめとする眼科一般検査や両眼視機能検査など視能訓練士に必要な検査法を実際の医療現場で使用されている機器を使用して実習を行います。患者さんの誘導も含めて機器の操作・検査法を少人数のグループで行っています。
Point2目指すは即戦力
 臨地実習は、臨床現場で働いている視能訓練士が指導にあたります。眼科器械や検査方法が新しくなる中、豊富な経験と知識を兼ね備えた指導視能訓練士の身近で学ぶことにより、更に豊かな人間性を養い、臨床現場の即戦力となる人材を育成しています。
Point3各分野の国家試験対策
 国家試験対策は、臨地実習を終えた11月から開始され、専門分野の外来講師を招いての特別講義や各分野の授業、国家試験と同様の形式、時間帯で模擬試験を実施します。問題内容も偏りがないように、それぞれの分野から配分を考えて出題しています。
Point4可能性を広げる就職
 本校は全国初の3年制の視能訓練士養成校で、1,300名以上の卒業生が各地で活躍しています。就職求人倍率は10倍以上、資格取得者の内定率はほぼ100%で学生にとって恵まれた状況です。また、1、2年生から就職教養模擬試験を実施して、受験対策を取っています。

就職について

就職先の割合(平成30年度実績)
就職先(進路)は?
大学病院病院ということだけではなく、研究、教育機関としての役割を担っています。より先進的な医療が提供される場として、就職希望者は多いです。総合病院地域の医療連携の中心となる総合病院への就職率は安定して高いです。個人眼科地域の方々とよりきめの細かい医療を提供する場として、近年就職を希望する学生が増えています。

視能訓練士は、就職率が良いからと言って誰でも就職できるわけではありません。将来なりたい自分をイメージして目的をしっかり持ち、教養なども身につけるようにしましょう。

カリキュラム

1年次

基礎でしっかり土台づくり

 眼の仕組みや働き、疾患などを学ぶ視器の解剖・生理・病理学、レンズの種類や効果などを学ぶ生理光学等の講義を受けて、視能矯正学総論、実習Ⅰでは視力検査・視野検査の実習を行います。また、コンピュータ実習の授業があり、電子カルテの入力に備えます。

PICK UP!
視能検査学総論実習Ⅰ
 近視や遠視・乱視といった屈折異常の矯正、見える範囲を調べる視野検査などの基礎となる検査について学びます。器械を正確に扱いスムーズに操作しつつ、患者さんの気持ちを考えながら検査ができるように実習を行います。
2年次

専門実習で技術を磨く

 視能検査学各論(実習)では、種々の検査の原理や技術・方法、結果の評価法を学び、両眼視に異常のある斜視や弱視についても学びます。眼科薬理学での知識を基に、点眼薬を使用し、自ら体験する実習も行っています。

PICK UP!
神経眼科学実習
 神経眼科学実習では、講義で得た知識を基に眼の神経科学的情報である眼球運動や輻湊および開散や対光反応などの理解を深め、微細な反応を適切に把握する力を養います。眼球だけではなく、脳の知識も重要になります。
3年次

臨地実習で応用力をつける

 臨地実習は、6月から10月までの期間中に8週間ずつ2施設で行います。大学病院等で指導者のもと、眼科外来の検査業務をはじめ、他職種との係わりも臨床の現場で学びます。実際の患者さんと触れ合える貴重な実習です。

PICK UP!
視能矯正学各論実習
 学内実習の総括となる実習です。患者さんの立場を常に考えて行動し、診断や治療方針に重要になる検査を担うため、正確かつ迅速に検査を行えるよう技術の向上を図り、臨地実習に臨めるように実習を行います。