楽しい思い出は、たくさんありますが、国家試験全員合格に向けて必死に勉強したことが一番の思い出です。
救急救命士を目指したのは、中学1年の時に祖父を病気で亡くし私は何もできなかったこと、父が屋根の雪下ろしで転落して大ケガを負った時、適切な処置をする救急隊を見て憧れを抱き、さらに普通救命講習会で命の大切さを学んだことです。
医専時代は、友人とともに学校から新潟駅まで約10km走ってみたり、夏は海で遊んだりとたくさん楽しいことがよみがえります。しかし、国家試験全員合格という目標に向け、朝から夜まで友人と共に必死に勉強したことが一番印象に残っています。
現在は、消防隊として勤務しており、出勤時以外は消防事務やあらゆる災害を想定し、訓練を重ねて出勤に備えています。救急救命士としての業務はまだ先になりますが、救急の知識と技術を向上できるよう、休日などを利用し日々研鑽しています。医専時代に現場経験を積むことは出来ませんが、救急救命士の処置拡大が進み、ますます重責となる中、確実な知識・手技を身に付け、今出来ることを精一杯取り組み、信頼される救命士になれるよう頑張ってください。
平成26年度救急救命士科 卒業髙梨 優さん置賜広域行政事務組合消防本部